水生生物の生息調査(平成19年6月)

平成18年度、環境に配慮した農業用排水路の効果検証のため、発注者(十勝支庁南部耕地出張所)により水生生物の生息調査が平成19年6月12日、及び7月27日に実施され、施工した当社も協力させていただきました。
当工事個所は、絶滅危惧種に指定されているニホンザリガニのほか、フクドジョウ、モノアラガイなどの水生動物が生息していました。
ニホンザリガニの調査結果では、6月153匹、7月274匹を確認できました。大きさは最大9cm程で、3~5cm程度のものが主でした。そんな中、今年孵化したとおもわれる体長1cmぐらいのものも多数確認できました。
このことは昨年、工事開始前、開始後に実施した、『水生生物の引越し会』・『里帰り会』において放したニホンザリガニが棲みつき、繁殖していることを意味するものと思われます。またこの工事で実施した幾つかの取組みが、ある程度の効果を上げていると感じることが出来ました。[水生生物の生息環境に配慮した工法は、下段:水生生物の里帰り会(平成18年度)]