現場見学会(平成22年12月 毛根中島橋橋梁下部)

平成22年12月9日、農道特別中島地区第1工区(西江・丸田経常建設共同企業体)の現場では、十勝総合振興局南部耕地出張所と合同で、帯広工業高校環境土木科2年生40名を招き、ウエルポイント工法の現場見学会を開催しました。
この工事は芽室川に掛かる毛根中島橋を架け換える工事で、当共同企業体は橋台と橋脚各1基を施工しています。橋脚の上空には高圧送電線(19万ボルト)があり、掘削の補助工法として一般的なクレーン等を使用する鋼矢板土留工法が使えないため、当工事では管内で施工例の少ないウエルポイント工法を採用しています。この工法は地下水の多い地盤を掘削する際の補助工法で、地盤を削孔しライザーパイプ+ウエルポイントを挿入して強力な真空ポンプにより排水し、地下水位を下げて掘削する方法です。
当日は風も強く厳しい寒さの中での見学会でしたが、生徒達は削孔からウエルポイント挿入までの1工程を見学し、盛んに質問するなど高い関心を示していました。